ウィーンのホイリゲ造り酒屋
ホイリゲを日本流に表現すると「ワインの新酒」、又は「ワインの造り酒屋」ということになります。日本での造り酒屋同様、軒に針葉樹の枝飾りを下げるのが伝統です。その歴史などの詳細については次回に譲るとして、今回は飲むことに主眼を置き、場所の紹介をしましょう。
- 関連項目:
- モスト葡萄ジュース
- オーストリアのワイン
ホイリゲとは
ホイリゲの雰囲気は農家の庭先で集まってワインを飲み、民謡や雑談を楽しむという感覚でしょうか。原則として、飲み物はテーブルで注文、食べ物はカウンターのセルフサービス購入です。ときにはちゃんとした食事をテーブルまで運んでくれるホイリゲレストランもありますが、食べ物は作り置きが基本です。素朴な農家の料理ですが、これがワインに良く合います。食べ物は量り売りがほとんで、調理された肉何グラムなんて買い方ができます。
ホイリゲのワイン
ワインは普通にたのめば、250ml 入りの少ジョッキで出てきます。人数が多いときは1リットル単位でも注文できます。白ワインが多く、甘口ではなく辛口が殆どです。アルコールに弱い人は炭酸水やミネラルウォータで割る方法もあります。⇒ 旅のドイツ語
ホイリゲの場所、雰囲気
ホイリゲの集まる地区は、ウィーンに9カ所程度あります。いずれもウィーン市街地拡張以前にはウィーン郊外の村だったところです。そこへ行きさえすれば、村中が造り酒屋ばかりですから、目に留まった入り口から入って、適当な空き席を陣取ることができます。どうせ酔っぱらいばかりですから、堅苦しいところは皆無で、生まれて初めて&2度と合うこともないような人と、言葉もメチャクチャで楽しい会話が楽しめます。夏の昼下がりに庭の木陰で飲むワインの味は最高でしょう! 夜19時頃からシュランメルン楽士が民謡を聴かせてくれるホイリゲもあります。
数日〜1週間程度の滞在なら、とりあえず路面電車38番終点の「Grinzing/グリンツィング」へ行き、15分程度散歩して、賑やかなお店に入ればよいでしょう。いわばホイリゲの初心者コースです。
飲み過ぎと、飲酒運転にはご注意を!深夜運行の ナイトライン(深夜路線)バス(独) もあります。
ウィーン市内ホイリゲのリスト
下記リストの地名は、ウィーンの地図等で簡単に見つかるはずです。ウィーン市内ですから、公共の乗り物や、深夜ナイトラインバス路線もあります。ウィーン北部からウィーンの外れを、左回りに一周ひと回りして紹介すると、
| 地 名 | 軒数 | 深夜路線バス |
|
Grinzing/グリンツィング Sievering/シーヴァリンク Neustift am Walde/ノイシュテシフトアンヴァルト Ottakring、Hernals、Waehring/オッタクリンク、ヘルナルス、ヴェーリンク Mauer/マウアー Oberlaa/オーバーラァ Grossjedlersdorf/グロースイェードラースドルフ Stammersdorf/シュタンマースドルフ Strebersdorf/シュトレーバースドルフ Heiligenstadt、Nussdorf/ハイリゲンシュタット、ヌスドルフ |
9軒 17軒 9軒 13軒 5軒 11軒 36軒 12軒 13軒 |
N38 N35 N35 N60 N67 N31 N31 N20 N36 |
オーストリアのワイン農家
| 耕作面積 | ワイン農家数 | 耕地面積 |
|
10 Ar以下 10-25 Ar 25-100 Ar 1-2 Hektar 2-3 Hektar 3-4 Hektar 4-5 Hektar 5 Hektar以上 |
2478 6658 11896 4177 2052 1322 975 2486 |
162,03 1130,84 6241,37 5942,60 5057,85 4582,84 4361,35 21017,25 |
計 |
32044 | 48496,13 |
| 州 | ワイン農家数 | 耕作面積 |
|
Niederösterreich |
18038 |
29974,66 |